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面接ってどんなことをするの?

企業の面接試験の目的は、成績表や履歴書では測れないみなさんの「人間性」や「人柄」を知ることです。その上で「今後社員として活躍してくれるかどうか」ということを判断します。
今後一緒に働きたいと思ってもらえるよう、面接時のふるまいや注意点をチェックしていきましょう。

「身だしなみ」に注意

面接でまず注意しなければならないのが「身だしなみ」です。
企業の方は面接の最初に「身だしなみ」を確認します。制服は汚れていないか、シワになっていないか、髪の毛は染めていないか、寝ぐせがついていないか、ズボンをずらして履いていないか、スカートの丈は短くないか、面接が始まった数秒の間にチェックが入ります。
ここで少しでも「だらしない印象」を与えてしまうと、採否を決める際にマイナスポイントとなるので注意しましょう。

「あいさつ」に注意

面接で次に注意しなければならないのが「あいさつ」です。「あいさつ」はコミュニケーションの基本と言われます。
考えてみてください。「おはようございます」「よろしくお願いいたします」「ありがとうございました」元気よく明るく丁寧に人から言われたら気持ちが良いですよね。
企業の方も同じです。気持ちの良い「あいさつ」が出来る人と一緒に仕事がしたいと思うはずです。

その他の注意点

その他の注意点としては、スマートフォンの電源の切り忘れには注意しましょう。面接中に誤って鳴ってしまうとその段階で採否が決まることもあります。
また、自分の癖にも注意が必要です。例えば、貧乏ゆすりや髪の毛・顔を触る癖が無意識に出てしまうことがあります。それらを予め自分で把握し、面接中に癖が出ないよう意識しましょう。

受付から会社を出るまでが面接

面接試験はその名の通り面接を行い採点するものです。「じゃあ、面接の時だけ上手く話せればいいんでしょ」と思っているそこのあなた、要注意です。
実は面接官や企業の方はあなたが会社に入ってから出るまでの間にいろんな所をチェックしています。思ってもみないところがマイナスポイントになる可能性もあります。
ここでは受付から会社を出るまでの面接全体の流れとふるまいについて、順を追って紹介していきます。

面接の流れ

受付
面接は受付から始まっています。まずは元気にあいさつし面接で来社した旨を告げましょう。15分前には受付は済ませておきましょう。
控え室
控え室では順番が来るまで姿勢を正し座り、静かに待ちましょう。
入室動作
名前を呼ばれたら「はい」とハッキリと返事をし、ドアを3回ノックし中から「どうぞ」と応答があってから入室しましょう。
入室の際は両手でドアを静かに閉め、面接官の方を向き、「失礼します」と言ってから丁寧にお辞儀をしましょう。
着席動作
面接官に席をすすめられてから、椅子の横に立ち「失礼します」と言い丁寧にお辞儀をしてから座ります。決して勝手に席につかないようにしましょう。
座る時の姿勢ですが、男子のみなさんは両手を軽く握って膝の上におき、脚の間は少しだけ開けましょう。女子のみなさんは手を膝の上あたりで重ね、両方の脚はきちんと揃えましょう。
質疑応答
面接官の質問は最後までしっかり聞き、何を聞かれているのかよく考えて答えましょう。また、答える際は面接官が聞き取りやすい速さ、音量を意識して答えましょう。
言葉遣いにも注意が必要です。正しい日本語を意識し、略語、流行語は使わないようにしましょう。
面接終了
面接の終了が告げられたら、椅子の横に立ち「ありがとうございました」と言い丁寧にお辞儀をしましょう。
また、退室の際はドアの前までいき、面接官のほうを向き、「失礼します」とお辞儀をしてから退室しましょう。
会社を出るまで
面接が終了し退室したからといって、決して終わりとは言えません。面接官以外の方々にも見られているという意識を持ち、会社の玄関や敷地を出るまで気を緩めてはいけません。

「身だしなみ」「あいさつ」はやっぱり大事

面接時は誰しも緊張するものです。緊張で声が出にくくなることや、受け答えが上手くできないこともあるでしょう。ただ、企業の方が何人もの応募者の中から「この人を採用しよう」と思う最終的な決め手は、案外「身だしなみ」や「あいさつ」がしっかりできていたから、ということも多いようです。
ですので、みなさんも「身だしなみ」と「あいさつ」の重要性をしっかり把握し、就職活動を有利に進めていきましょう。

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