楽しいと感じることは自分が得意なこと・好きなことである場合が多いので、これまでの出来事を振り返って、楽しかったことを掘り下げてみましょう。

例えば「パソコンを使う情報の授業は楽しかった」ということを分析すると、1人で黙々と進めることができた、パソコンの操作が楽しかったなどの要素が見えてきます。この場合はIT・情報通信に関わるお仕事が向いているのかもしれません。反対にITに関わるお仕事をしたいけれど、パソコンの授業は退屈だったと感じている人は、希望の業界に就職できたとしても仕事が長く続かない可能性があります。
やりがいを感じながら働くためにも、自分の気持ちを大切に考えてみましょう。

自分では短所だと思っていた部分が、実は他の人からは評価されていることがあります。自分の短所は「マイペース」だと思っていた場合も、実は友達からは「発表の時も落ち着いていたから頼りになった」と思われているかもしれません。
短所を長所に言い換えることは、自己アピールにも役立ちます。

クラスのみんなでワイワイするのが好き、図書室の静かな場所が好きなど、居心地が良いと感じる環境は人それぞれです。働くうえで会社の雰囲気や環境は大切な要素になるので、自分の居心地の良いと感じる環境を分析してみましょう。

「自分の好きなこと・長所と短所・好きな環境」が分かれば、自分に向いていそうな職種、会社が以前よりも見えてくるはずです。またしっかりと自己分析ができているので、採用面接で志望理由を聞かれた時にも説得力のある回答ができるでしょう。